家庭教師のえーるです。
6月15日は「暑中見舞いの日」だそうです。
暑中見舞いというと暑さが厳しくなる時期に、相手の体調を気づかって送る挨拶のようなものですね。
「元気にしていますか?」
「無理していませんか?」
そんなふうに、少し早めに相手を気にかけることって、勉強でも大切なことだと思います。
子どもの勉強も、点数が大きく下がってから慌てるより、
「最近ちょっと分かってなさそうだな」
「テスト前なのに、何をしたらいいか分かっていないのかな」
と気づいた時に、早めに声をかけてあげることで、立て直しやすくなることがあります。
先日、大阪市のご家庭から家庭教師の依頼をいただきました。
中学2年生の女の子。
1年生のころから数学が少し苦手だったそうですが、2年生になってからさらに内容が難しくなり、学校の授業についていくのがしんどくなってきたとのことでした。
お母さんが、「1年生の時も数学はあまり得意ではなかったんですが、何とか平均点くらいは取れていたんです。でも2年生になってから、式の計算や連立方程式に入って、急に分からないと言うことが増えてきました。本人も最初は『大丈夫』と言っていたんですが、最近はワークを開いてもすぐ止まってしまうことが多くて…。このまま次のテストを迎えるのが心配でお願いしました。」とおっしゃっていました。
実際に学校のワークを見せてもらうと、計算のやり方を全く分かっていないわけではありませんでした。
ただ、途中式を書かずに頭の中だけで進めてしまったり、符号のミスが多かったり、問題によっては何を先にしたらいいのか分からず手が止まっている様子がありました。
本人に聞いてみると、「授業中は何となく分かってる気がする」、「でも家で一人でやろうとすると、どこからしたらいいか分からなくなる」と話してくれました。
こういうお子さんはとても多いです。
決してやる気がないわけではなく、勉強しようとは思っている。
でも、いざ問題を前にすると、
「最初に何をするのか」
「どこに気をつけたらいいのか」
「間違えた時にどう直したらいいのか」
が分からないままになっていることがあります。
お母さんも、「私が横で教えようとすると、どうしてこんなのが分からないの?という言い方になってしまうことがあって…。本人もそれで余計に嫌になっている気がします。親子だと感情が入ってしまうので、先生に落ち着いて見てもらえたらと思っています。」
とおっしゃっていました。
お母さんとしては心配だから声をかけているんですが、子どもからすると、
「また怒られる」
「できないと思われている」
と感じてしまうこともあります。
特に中学生になると本人なりのプライドも出てくるので、親に言われると素直に聞けないこともありますね。
今回の生徒さんには、まず数学のワークを一緒に見ながら、
「どこで止まっているのか」
「どんなミスが多いのか」
「何を覚えて、何を練習すればいいのか」
を確認していくことになりました。
いきなり難しい応用問題をたくさん解かせるのではなく、まずは計算の基本を丁寧に戻して、途中式を書く習慣をつけていくことが大切だと思います。
たとえば、
今日は符号の計算だけ。
今日は連立方程式の解き方を2問だけ。
今日は学校のワークの間違えたところを1ページだけ。
そんなふうに、できる量から始めてあげると、本人も取り組みやすくなるかも。
勉強が苦手な子の場合、最初からたくさんやらせようとすると始める前からしんどくなってしまうことがあるから「これならできそう」、「今日はここまでできた」
という経験を少しずつ積ませてあげる方が、次につながりやすいんじゃないかと思います。
お母さんも、「まずは数学が嫌いになりすぎないように、少しずつでも分かるところを増やしてほしいです。」とおっしゃっていました。
中学2年生の数学は、ここでつまずくと、この先の一次関数や図形、受験勉強にも影響が出てくることがあります。
でも、早めに気づいて戻してあげれば、まだ十分に立て直していくことはできます。
大切なのは、点数だけを見て出来ないことを指摘するのではなくって、
「どこで困っているのか」
「何ならできそうか」
を一緒に見つけてあげることだと思います。
だからまずは「最近しんどくなっていないかな」、「一人で抱えていないかな」
と早めに気づいてあげることが大切なのかもしれません。
この生徒さんも、最初は少し不安そうでしたが、話しているうちに、「計算はできるようになりたい」、「次のテストでは前より取りたい」と話してくれました。
その気持ちがあるなら、あとはやり方とペースを整えてあげることが大切です。
先生との相性が合えば、少しずつ自信を取り戻して頑張ってくれそうです。
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6月15日は「生姜の日」として紹介されることもあるそうです。
生姜は体を温めるイメージがありますが、勉強でも、少しずつ気持ちが温まってくるような関わり方ができるといいですね。
焦らず、でも放っておかずに。
その子に合ったペースで、少しずつ前に進んでいけるように応援してあげてください。